REM、電波環境マップ

REMはRadio Environment Mappingの頭字語で、電波環境マップという意味です。5Gのコグニティブ無線ネットワークに関連して使用されるようになった用語です。MOONのREM機能により、測定データの量が少なくても、あるいは一切なくても、カバレッジレベルやRF性能を表示することができます。特に強みを発揮するのは、RANのシステムログにから得られるUEのメジャメントレポートなどのビッグデータを使用したときです。RFカバレッジのみならず、スループットのようなネットワーク性能や干渉状況をより広範囲な地図に落とし込むことができます。入力するビッグデータが最新のものであれば、REM地図も常に最新のものとなります。

REM機能はMDT(Minimization of Drive Test=測定を最小限に抑えること)の実現に活用できます。

BuildingREM

通常のRFシミュレーションツールでは、非常に高価な高精度のデジタルマップを併用しない限り、正確にシミュレーションするのは困難です。一方、REMが提示するマップは実際のカバレッジに近いものになります。さらに、ビッグデータやUEのメジャメントレポートのようなデータを追加使用することにより、REMの精度はさらに上がります。中長期的な企業戦略の観点から、定期的に更新の必要なデジタルマップをREMに置き換えていくのは一つの選択肢となるでしょう。