LTE基地局の位置予測

『彼を知り己を知れば百戦殆うからず。彼を知らずして己を知るは一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に殆うし。』 – 孫子の兵法より

2,500年以上前のこの名言通り、他社ネットワークの地域ごとの接続特性を隅々まで知り尽くすことが、他社ネットワークに打ち勝つ最良の方法です。

弊社ではLTEネットワークの基地局の位置を推測できるアルゴリズムを開発いたしました。アンテナ高やパラメータ等の情報は必要なく、UEが受信するタイミングアドバンスやその他の情報から位置を計算します。このアルゴリズムを利用し、サイト数、セクター数、アジマスのアンテナ方向を精度高く導き出します。あまりサンプル数の多くない測定データであっても、基地局位置の誤差は100m以内です。

この基地局位置予測を使用してベンチマーキングもできますが、スモールセル等の設置場所の決定に大変役立ちます。他社局の配置を念頭に置いて検討できますので、やみくもに開局するのではなく、費用効率の高い置局が可能になります。さらに、今後、鍵となる技術のキャリアアグリゲーション(CA)に関しても、他社の状況を推測することが可能です。CAは複数周波数帯が存在するだけでは実現せず、コロケーションしているプライマリーセルとセカンダリーセルがあって初めて可能になる技術です。弊社のアルゴリズムはコロケーションの有無を判定することができます。つまり他社のCAの可否を念頭に置いて、必要な場所、必要なタイミングで、契約者数増加のための設計を行っていくことができます。

下図は、実際の走行テストのデータを利用した基地局位置予測です。測定ルート上にLTEのPCIをカラー表示しています。1セル当たりのサンプル数が100以上の場合の精度は50m以内と大変高いものになっております。

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